何のために水換えしてると思いますか?
水換えって大変でめんどくさくなる時ありますよね。
調べても、お店で聞いても1週間に1回水量の3分の1を変えてくださいと言われる事がほとんどだと思います。
今回はサンゴ水槽のお話ですが、海水魚飼育のみをされている方にもお伝えしたいと思うお話です。
【水換えの理由】
- 水を綺麗にする。
- 栄養補給。
【水換えの目安】
- 1週間に1回3分の1の意味
水換えの主な理由からお話しします。
【水を綺麗にする】
主に水槽の汚れと言うのは硝酸塩・リン酸塩
底砂やライブロックにあるデトリタスです。
水換えをすると汚れた水や物理的にデトリタスを吸い出し、綺麗な水にします。
【栄養補給】
サンゴを飼育していると
カルシウム・マグネシウム・KHなどをサンゴが吸収して減ってくるので、栄養を補給する。
後はカルシウム・マグネシウム・KHの値のばらつきを水換えをする事でバランスの良い値にする目的もあります。
次に水換えの目安をお話しします。
【1週間に1回3分の1の水換えの意味】
これは魚やサンゴが調子が良いうちに水換えしておこうよ!というあくまでも目安です。
(水質検査は必須)
例えば60センチ水槽にカクレクマノミが2匹だけ飼育している場合で、1週間に1回3分の1の水換えをしていても汚れがすごい出てくる事や、水質のせいで調子を崩す事はなかなか無いと思います。
60センチの魚の数が2匹とサンゴが1つなど
水がほとんど汚れない水槽で無理に1週間に1回3分の1の水換えはする必要はないと思っています。
水換えの目的は硝酸塩・リン酸塩やデトリタスを減らし、栄養分がバランスの良い状態に戻す事です。
1週間に1回3分の1の水換えで硝酸塩やリン酸塩が下がりきらない、栄養分が上がりきらない水槽は過密飼育になっています。
じゃあどうするかと言うと60センチ水槽なら1週間に2回3分の1水換えするなど回数を増やしてみるなどのやり方に変える必要があります。
魚が10匹の水槽と1匹の水槽では水換えの頻度や量は変わってきます。
プロテインスキマーが弱いなら変えてみる。
ろ材の見直しをする。
なども効果的です。
硝酸塩やリン酸塩が下がらない理由は底砂の掃除をしていない、ライブロックを長年使っているなど根本的な原因もあるので半リセットする方が良かったりもしますが...
人工海水の値段も高いので水質検査で現状把握をした上で、水換え頻度や量を決めるのが1番です。
水換えは最高のメンテナンスだと思っています。